施術の間隔はどのくらい?

 ご自身のご要望にもよりますが、とりあえず一時的に良くしたいということであればいつでもお好きな時に来ていただくと良いと思います。  患者様が根本改善したいと思っているなら、初め何回かはあまり間隔を空けず続けて施術する事をお勧めします。
 (当院で考えている根本改善とはその場の症状などを取ることや施術後に小顔やプロポーションがよくなることではありません。あくまでも体の不均衡を取り除き通わなくなってもよくなった状態を保てるようになる事を言っています。)
 痛みやコリなど症状は「感覚」ですから1回で取れたという人も沢山います。
 ですが長年かけて悪くしてきた体のバランスの崩れ(不均衡)は1回では誰がどのような神業技術で調整しても完璧に整う事はありませんし、せっかく施術してバランスが整っても1回では必ず元に戻されてしまいます。これは筋肉の付き方も神経線維の発達もゆがんだ体に合った状態になってしまっているためです。
 早く治すコツ、少ない施術回数でなおすコツは1回施術した後、出来る限り戻りが少ない状態からまた施術することと、初回時に教える悪くする癖などを止めることです。
 どのくらいの間隔で完全に戻ってしまうかは悪さの度合い、先天的な自然治癒力の高さ、生活習慣の負担の強さ、悪い姿勢や癖をやめる人と続ける人、プラス思考、マイナス思考などによって大きく変わりますが、どんな状態の人であっても根本改善したいなら初回から2回目までは出来る限り空けないことです。(1回目から2回目が一番重要です。)
 3回目は2回目の状態をみて判断することになりますが、1週間くらいまでが理想でしょう。(それ以上空いてしまうと効果が全然ないという意味ではありません。あくまでも出来るだけ短期間、少ない回数で根本改善する事を目的にした場合の理想です。)
 集中治療期→回復期→安定期と状態が良くなるにつれ間隔をあけて経過観察していくことをお勧めします。
 経過観察の期間は、どのくらい空けて大丈夫かなど状態を見るだけでなく、その人それぞれの日常生活の負担のかかり方も同時にチェックする期間です。
 経過観察期間に入る時には相当良い状態になっていますので悪い部分は大分なくなっている状態です。
 日常生活の負担のかかり方をチェックする事は根本改善において非常に重要です。
 なぜならもともと何で悪くなったのかは本人の生活習慣の癖や悪い姿勢、仕事の過剰負担などが原因だからです。
 悪い所がなくなった状態で経過観察をすることで生活習慣の負担がどこに一番影響を及ぼすかがハッキリと確認できるのです。
 この経過観察期間に問題が出てこなければもう安心して大丈夫です。一生に一度の体のケアが完了した事になります。
 あるいは経過観察期間にどこか新たに悪い部分が出来てしまう場合は本人の生活習慣が新たに悪い部分を作っているか、あるいはゆがみなどではなく骨の形そのものの変形や何らかの病気などの影響で負担がでている事になりますので、その負担を受けている部分を毎日の生活習慣の中から取り除けるケアの方法などを教えたり、新たに悪い状態を作らないようにしていくためのアドバイスもしたりしていきます。
 以上が一番早く回数も少なくてすむ理想的な根本改善(一生に一度の体のお手入れ)のためのプランとなります。
 しかしながらお住まいが遠方で通えない、お子様が小さく見てくれる人もいないなど、何らかの事情で理想通りの間隔で通えない場合もあると思います。
 そんな場合もあきらめる必要はありません。人それぞれの事情も違えば求めるものも違いますので実際には患者様の事情や考え方、求めているものなどを聞いて、体の状態を見た上で最適と思われるプランを提示しますのでどうぞご安心ください。
 当院ではある程度、自分で体をケア出来る方法なども教えていますので自宅ケアなどをしっかり行うことで通う間隔が空いてしまったり、通う回数が少ない場合でも短期で改善することが可能となります。